なんとなく小説書いてみる((え
昔、私の住んでいるこの星のことを地球といったらしい
昔、私の住んでいるこの島のことを日本といったらしい
一方的に話しかけて来る鉄の塊が教えてくれたこと
“ワタシ”が生きていくのには必要ないくだらない昔話
どうせ、私たちは鉄の前で仕事をして鉄の前で死んでいく
ただひたすらそれを繰り返す
少しだけくだらない昔話をしよう
昔、この世界には“学校”というものが存在していたらしい
そこは人が集まり“勉強”というものをしたらしい
“ワタシ”以外の人が集まるなんて想像できないが昔のことだ
今は人が集まる場所はないのかって?
人が集まるどころか自分以外の人に会うことすらない
話を戻そう
その“学校”で昔悲しい事件が起こった
“勉強”を教えてもらう人昔で言うところの生徒が
“勉強”を教える昔で言うところの先生を突然
殺した
その事件と似たような事件がたくさん起こった
同じ時期に
まるで全て計画的に決められていたようなタイミングだった
そんなことがあってから人は“自分”以外の人とふれることが
間違いだというようになってしまった
とてもくだらない人たちだと思った
そんな病んだ考えはいつしか当たり前の世界となった
自分の考えなんてものはこの世界では意味を持たない
鉄の塊にそう教えられていた
“ワタシ”も少し前まではそんな風に考えていただろう
あの事が起こるまでは・・・・
気分次第で続くかもしれない